前書き

自分は現在大学一年生の身だ。色々迷って、結局自分の中で物理を整理した方がいいのではないかという結論に至ったので外部に公開するという手法をとることにした。

これからどんなことを書くかなと考えてみると、やらなければないことは多い。

書くかはさておき理解していないことが多すぎるのだ。

解析力学量子力学への橋渡しがまずできていない。今自分の中で独立してしまっている。次に相対論。これはあこがれの部分も強いが、教養の内にべんきょうしていまいたい。流体力学は長年勉強したいと思っていたので、興味がずれつつあってもひとまず1冊は終えたい。

急いでもしょうがないのでゆっくり書きます。

ところで少しだけ自分の中の物理について。

自分の中で物理とはこんな学問だ、というのは高3の頃にかなり固まっていたような印象を受ける。一度だけある番組に取材されたことがあった(もはや二度と出演などしたくないが)。そこで物理では何が大事なのか、という旨の質問をされて、自分は「近時の学問だ」と答えた。咄嗟に出た答えではあったが、今思うと自分の中にずっと流れている物理のイメージを上手く形容していると思う。

話は少しずれて、今私は流体力学を勉強している。一般の流体を考えるには条件が複雑すぎて、方程式が煩雑になり、逆に解けなくなってしまう。そこで種々の制約、つまり非圧縮とか、粘性がないとか、バロトロピー(密度と圧力の関係を定める)二次元で考えてみるといった条件を付加して扱う流体を理想的なものとして扱う。

かなり大雑把に見える近似の仕方でも減少を上手く記述できていることもよくある。

大きさを持つ物体を質点に置き換えて力学的運動を調べるのもその一例だ。

このように良くも悪くも現実世界というのはモデル化(理想化)した式で書けてしまうというのは、物理の特徴であると思う。